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ミモパワカメラⅡ

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2010年 06月 08日

なはり

高知県安芸郡奈半利町
ここは古い町で奈良時代に野根山街道が整備されている。土佐日記にも那波の泊と記されているそうな。
高知出張の宿泊地がこの奈半利、
前に出張で来たときは、土佐くろしお鉄道の愛称”ごめんなはり線”でこの奈半利まで到着し、訪問先の社長に迎えに来てもらった。
帰りにもこの駅まで送ってもらい、ついでに港までぶらりと案内され、以前は遠洋マグロ漁で栄えてたんですよ、と出張先の社長に教えてもらっていた、そのときはただそれだけの話。

その奈半利、今回は1泊の出張で、ホテルに到着、ロビーで地元の観光案内がありますか?と訊ねてみると、立派なパンフレットが出てきました。
古くから明治の頃あたりまで、材木や樟脳、捕鯨、製糸業などで町も栄えていて、その頃の古い民家が残っているとある。
これは朝早起きして行って見るしかない、町に出りゃ、コンビニぐらいあるだろうから朝ごはんもそれで軽く済ませばよい。
集合時間の8時まで、1時間ちょっとは歩けるだろう。
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江戸から明治期の商屋が残っていてなかなか良い感じ、
パンフレットの距離感と自分の歩く距離感が合わないのか、どうも目標とする家を通りすぎてしまう
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逆に言えば、パンフレットに取り上げられる家だけでなく、全体的に古い町並みが残っているからなのでしょう。
奈半利は室戸市のひとつ高知よりの町、昔から風雨が激しく、壁を風雨から守るために水切り瓦が設けられている
その水切り瓦の庇と壁の模様が目に新鮮、面白い模様になっています。
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水切り瓦の効果が、壁のヨゴレ具合でよく判る(^^)
他にも変わったつくりの壁だったり
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当時のこの町の繁栄がうかがい知れる
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町の中に天然記念物の柿の木があるという。
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実の周りにもう一回り実がなる、二重柿の実がなるそうな。
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ここからもう少し北のほう?に向かうと、製糸工場の跡があり
9時を過ぎれば(10時だったか?)中を見学できるらしい
朝の散歩をされている地元の方が親切に教えてくれたのだが、もうぼちぼちホテルに帰らなければならない
何しろ、町に出てコンビニでオニギリでも買って、パクつきながら歩くつもりが、1件のコンビにも無い。
それはそれで、写真を撮り歩く身にはうれしいのだけれど。
こんなことなら、昨夜ホテルにチェックインしたときに朝食1000円なりを予約しておけば良かった。
食べる時間も見なきゃならないし急いでホテルに帰る。
”すいません、今から朝食を頼めませんか?”
”かんたんなオニギリやパンと味噌汁、お飲み物のバイキングでしたらお食事していただけますよ”
おかずは無いものの、ロールパン、食パン、バターにジャム
ノリタマ、ユカリ?など数種の混ぜ混ぜオニギリ、それに味噌汁
食べ放題で380円(だったかな?)
なんて親切なホテルなんだろう!食べ放題に弱いんだな。
奈半利は古くから街道筋で昔は情報伝達は旅人を通してのものが重要だったらしい。
で、むかしからおもてなしの心を大切にする町だと、奈半利のHPに書かれてあった。
朝早い時間でなければ、もっと体感できたのでは?
高知出張記、おわり。
ミノルタXG-S 50ミリ、24ミリ、85ミリ
立派なパンフ、スキャンして載せるつもりだったんだけど、ずいぶん前の話なもので、どこかに行っちゃった。
ざんねんなり。
なにしろ3月の話だもんね。

by mimopowerOM-1 | 2010-06-08 19:55 | ミノルタ | Comments(2)
Commented by 白髭 at 2010-06-09 10:24 x
水切り瓦というのは初耳です。広い壁面を雨から守るための知恵なんですね。 調べたら風切瓦というものもあるようで・・・。
Commented by mimopowerOM-1 at 2010-06-09 12:51
白髭様
作ったものを大事にしていこうとする先人の知恵と工夫ですね。
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